
循環器内科
循環器内科とは

循環器内科とは、心臓や血管などの「循環器系」を専門に診る診療科です。血液の流れを司る器官に関する病気を診断・治療する役割を担っており、年齢を問わず多くの人にとって身近で重要な科目です。病気は単独で起こることもあれば、相互に関連し合うこともあります。例えば、高血圧が続くと動脈硬化が進行し、それが心臓に負担をかけて心不全を引き起こすことがあります。このような心臓と血管の複雑な関係を総合的に診断・治療しています。「最近疲れやすい」「胸がドキドキする」「血圧が気になる」などの不安があれば、早めに相談するのがおすすめです。
|こんな症状ありませんか…
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階段を上がると息切れする
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胸がドキドキして不安になる
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健康診断で血圧が高めと言われた
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動悸で夜眠れないことがある
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胸の痛みや圧迫感を感じる
これらは決して珍しいことではありません。
実際、このような症状の背景には、現代社会特有の生活環境が大きく影響しています。
現代社会では、デスクワーク中心の生活やストレス社会の影響で、若い世代から高齢者まで循環器の問題を抱える人が増えています。
これらの症状を『よくあること』と片付けず、気になる場合は早めに相談することが大切です。
|循環器内科で診る主な病気
心臓の病気
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心筋梗塞・狭心症(虚血性心疾患)
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心不全
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不整脈(脈が飛ぶ・速い・遅いなど)
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心臓弁膜症
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心筋症
血管の病気
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高血圧症
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動脈硬化
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大動脈瘤・大動脈解離
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肺塞栓症
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末梢動脈疾患
|受診の多い患者さんの症状例
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胸の痛み・圧迫感
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動悸・息切れ
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めまい・失神
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足のむくみ
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血圧が高い(140/90mmHg以上)
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健康診断で心電図異常や高血圧を指摘された
|主な検査内容
心電図検査:
不整脈や心筋梗塞の痕跡を確認
心エコー検査:
心臓の動きや弁の状態を観察
血管年齢検査(ABI):
動脈硬化の程度を測定
ホルター心電図:
24時間の心電図を記録
長時間血圧測定:
仮面高血圧や白衣高血圧の発見
|治療方法
薬物療法:
血圧や心拍を調整する薬の処方
食事・運動療法:
生活習慣の改善指導
カテーテル治療:
血管の狭窄や閉塞を治療する低侵襲手術(3次救急病院へ速やかに紹介します)
ペースメーカー治療:
脈が遅くなる種類の不整脈に対する治療(当院でも行っております)
|心電図検査
所要時間:3〜5分
痛み:全くなし
胸や手足に電極を付けて、心臓の電気的活動を記録します。
不整脈や心筋梗塞の痕跡、心臓への負担などが分かります。

|心エコー検査(心臓超音波検査)
所要時間:15〜20分
痛み:全くなし
超音波検査です。
胸にゼリーを塗って、プローブを当てるだけ。 心臓の動きや形、弁の状態をリアルタイムで観察 できます

|診療責任者
